ATTIC AIR FORCE MUSEUM                        SECTION 1

1914〜1919

イギリス

エアコ D.H.2
1916年春

revell
1/72
全幅 8.61m
全長 7.69m
全高 2.91m
重量 654kg
速度 149.7km/h
武装 7.7mmx1
 機首に機銃を取り付けるために、プロペラを後ろ向きに付けた推進式。1916年に登場した時は、ドイツのフォッカー機を圧倒したが、ドイツ機がプロペラ同調装置付きの機銃を装備するようになってからは苦戦を強いられ、一年で戦場から姿を消した。
 設計者デハビランドの名前を付けて、デハビランドD.H.2と呼ばれることも多い。

ソッピース パップ
1917年夏

airfix
1/72
全幅 8.08m
全長 5.89m
全高 2.87m
重量 556kg
速度 179.4km/h
武装 7.7mmx1
 パップは子犬など、小動物の子供のこと。
 操縦性に優れていたが、低馬力、弱武装で、大戦の後半には、ドイツ機に対抗できなかった。
 大戦後は、日本にも輸入されて、海軍が使った。

ソッピース トリプレイン
海軍 1sq
1917年2月

revell
1/72
全幅 8.08m
全長 5.74m
全高 3.20m
重量 699kg
速度 181.8km/h
武装 7.7mmx1
 パップと同じ基本設計から操縦性の向上を目的に開発された三葉機。
 海軍航空隊で使用され、ドイツのアルバトロス機に対して優位であった。
 ドイツのフォッカーDr.1などの三葉機は、トリプレーンに刺激されて作られたという。

ロイアル・エアクラフト S.E.5a
92sq
1917年秋

revell
1/72
全幅 8.11m
全長 6.38m
全高 2.89m
重量 902kg
速度 193.1km/h
武装 7.7mmx2
 S.E.5aはキャメルとともに、ドイツ軍との空中戦において、それまでの劣勢を優勢に転換させた。
 総合評価では、キャメルよりもこちらの方が優れていたとする見方が多い。
 どこを見ても、タイヤ以外は角張ったイギリス的なスタイルが印象的。

ソッピース キャメル F.1
209sq
1918年4月

revell
1/72
全幅 8.53m
全長 5.72m
全高 2.59m
重量 659kg
速度 181.8km/h
武装 7.7mmx2
 パップ、トリプレーンに続くソッピースの戦闘機。
 キャメルの名は、機首の機銃カバーが盛り上がっていてラクダのこぶに似ていたから付けられたという。
 パップとは反対に操縦が難しかったが、速度、上昇力、運動性に優れていたため、イギリス戦闘機中最優秀と言われる。生産機数も最多だった。

ソッピース キャメル 2F.1
1918年7月

airfix
1/72
全幅 8.20m
全長 5.72m
全高 2.59m
重量 667kg
速度 195km/h
武装 7.7mmx2
 海軍が使用した、キャメルの艦上型。
 翼幅がF.1より33センチ短く、機首の機銃はひとつに減らされ、代わりに主翼の上にルイス機銃を付けていた。
 胴体の下に2個の23キロ爆弾を付けて、急降下爆撃機として使用された機体もあった。

ブリストル F2
1917年11月

airfix
1/72
全幅 11.96m
全長 7.87m
全高 2.97m
重量 1261kg
速度 191.5km/h
武装 7.7mmx2
 元々は、復座の偵察機として作られたが、機首の固定銃を武器とする戦闘機として活躍した。
 下翼から胴体が離れていて、支柱で連結しているという変った外観をしている。
 ブリストル・ファイターと呼ばれることが多い。
 戦後も長く使われた。

ロイアル・エアクラフト R.E.8
1918年6月

airfix
1/72
全幅 12.98m
全長 8.50m
全高 3.49m
重量 1215kg
速度 164.2km/h
武装 7.7mmx2
 大戦を通して連合軍側で、偵察、地上攻撃、夜間爆撃など、広範囲に多数使われた復座機。
 格好を見ると、鈍重な感じがするが、事実、ドイツ機のお得意さんだったという。

エアコ D.H.4
1918年7月

airfix
1/72
全幅 12.92m
全長 9.35m
全高 3.05m
重量 1503kg
速度 188.3km/h
武装 7.7mmx3
 高速爆撃機として作られた機体だが、性能が良く、特に、速度が速かったため、戦闘機の護衛無しで着弾観測、哨戒、偵察などに広く使われた。
 アメリカでも大量に作られ、再設計された機体が、戦後も生産された。
 戦後も長く使われたが、民間でも郵便機などに使用された。

アブロ 504K
airfix
1/72
全幅 10.97m
全長 8.97m
全高 3.17m
重量 830kg
速度 168.9km/h
武装 無し
 イギリスの名門航空機メーカー、アブロが最初に成功した機体。
 最初は偵察、爆撃に使われたが、実戦機としてはあまりに性能が劣っていたため、後に練習機として使われた。
 練習機としては極めて優秀で、第二次大戦の初期頃まで、日本海軍をはじめ、世界中で使われていた。

アメリカ

カーチス JN−4
アメリカ海軍
1921年

lindberg
1/48
全幅 13.29m
全長 8.33m
全高 3.01m
重量 966kg
速度 120.7km/h
武装 無し
 ジェニーの名で知られるカーチスJN練習機の初飛行は1914年で、JN-4は主生産型である。
 設計はイギリスのソッピース社から招いたB.ダグラス・トーマス技師だから、アメリカ人の作ではない。
 第一次大戦が始まって、多くのパイロットを養成する必要が生じたため、大量生産が行われ、最終的に各型合わせて8000機以上も作られた 。 
 戦後は数百機が、民間機に改装されたが、軍でも1927年まで使った。

模型制作と写真:メキラ・シンエモン

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